福島城址の石碑と石垣(1枚目)、資料館内にある福島城のジオラマ(2枚目)
資料館の入り口(3枚目)、資料館では福島城や直江津に関する資料が展示されています。(4枚目)
福島城は、慶長3年(1598年)の上杉景勝の会津移封後、春日山城主となった堀氏により慶長12年(1607年)に築城された越後ではじめての平城です。
家老、堀監物直政を中心に、平地で軍備、港の機能を十分に活用できる城として築城されたと伝えられており、越後一国の城として堀秀治・忠俊父子により築城された規模の雄大な城郭でしたが、堀氏に代わり入城した徳川家康の六男、松平忠輝の高田築城に伴い、わずか7年で廃城となりました。
北は日本海、東は当時の保倉川(現在は城の南を流れる)・関川、南の外堀により、防備を固め、城内を流れる小町川は、城内に物資を舟で直接運び入れるのに用いられました。
本丸は、昭和42~44年に行われた発掘調査から、約180メートルの方形で、腰巻の石垣を持つ土塁と幅50~70メートルの堀に囲まれていたことが明らかとなりました。
二の丸、三の丸には武家屋敷や蔵が配置され、三の丸の南側には町人町、寺町が広がっていたとされています。
現在、本丸跡の旧古城小学校敷地内には、奥田直榮氏筆の「福島城址」の石碑や、福島城を愛する会運営の福島城資料館があります。
福島城を愛する会により周辺の美化整備活動や資料館の資料を活用した地域学習、小学生・中学生対象の学習会などが行われています。
資料館の案内を希望される方はあらかじめ連絡してください。(福島城を愛する会 柳澤保:025-544-1881)
福島城を愛する会
上越市内三城主の一つ福島城に関する資料等を調査し学び、福島城について、多くの人に知ってもらえるように活動しています。
また、その活動を行うことで、城跡への観覧者を増やして、地域の賑わいを目指しています。
ぜひ、春日山城跡、福島城跡、高田城跡の三城に足をお運びください。
上越市「地域の宝」をご覧ください。