日月神社(1枚目)、飯田祭りでの御宝物(日光菩薩、月光菩薩など)の公開の様子(2枚目)
勢至菩薩、子安観音、観音菩薩と伝えられる仏像(3枚目)、飯田祭りの様子(4枚目)
飯田の日月神社は、かつては日月堂と呼ばれていました。
明治40年(1907年)に当時の集落内の3社(白山神社・諏訪神社・神明神社)が合祀され、現在に至ります。
神社本殿は、一間社流造りの形式で、屋根は杮葺きで、優美な曲線美を表しています。基礎石には、福井県産の笏谷石(しゃくだにいし)が用いられています。
社殿内には、様々な宝物が大切に保存されています。
日光菩薩・月光菩薩とされる2軀(く)は、厨子(ずし)に元禄11年(1698年)に日月御神体として寄進されたことが刻まれています。そのほか、勢至菩薩、観音菩薩とみられる2軀の仏像、子安観音と伝えられる1軀の仏像、室町時代以降の作とみられる1対の狛犬、白山神社と日月神社の御正体とされる鏡2面があります。
これら御宝物については、由来・伝承が不明なものもあり、日月神社の氏子の飯田町内会の方々が調査・研究を続けています。
正月元旦の年始詣り、4月16日の春の例大祭、8月15日の飯田祭りには飯田町内会の方々が神社に集い、神社は地域住民の拠り所となっています。春の例大祭の折には御宝物の虫干しが行われ、夏の飯田祭りでは神社や境内地が竹灯籠のやさしい明りで灯されます。
飯田町内会
飯田の日月(にちがつ)神社には、その昔「日月(にちがつ)堂」(堂=仏教)と呼ばれるお堂がありました。
現在、日月神社には、室町時代以降の作とみられる狛犬一対、座仏一対のほか、二体の仏像など数点の御宝物が納められています。
町内では、毎年4月16日に行う例大祭のおり、これらの御宝物を公開しています。虫食いや破損もみられますが、地域の大切なお宝としてこれからも次の時代に継承する活動を続けていきます。
「上越市「地域の宝」を認定しました」をご覧ください。