空から見た飯田川の桜並木(1枚目)、飯田川の桜並木の様子(2枚目)
お花見を楽しむ地域の皆さん(3枚目)、地域の皆さんによる草刈り作業(4枚目)
飯田川堤防に植えられた、ソメイヨシノの桜並木です。
飯田川は氾濫が多く地域では「暴れ川」と呼ばれ、特に近年では大正2年(1913年)8月と翌3年9月の大雨では、飯田橋の流出をはじめ、堤防の決壊で氾濫した濁流が集落の住居付近まで押し寄せ、集落の水田約半分が2年に渡り収穫ができない大災害となりました。そこで、県営事業として大正4年に改修工事が行われ、延長280間(約510メートル)の堤防が築かれました。
この堤防を春に彩るソメイヨシノの桜並木は、昭和天皇の御成婚記念として昭和3年(1928年)に飯田集落が植樹したものです。
かつては1本の桜を3戸で担当して草刈りや冬囲いなどを行い、大切に管理していましたが、現在では飯田町内会として地域住民皆で草刈りや遊歩道の整備等の管理を行っています。
桜の季節には、町内会での花見や各戸での花見を楽しんでいます。また、春の花見はもとより、夏の新緑、秋の紅葉と、散歩道として、地域内外から多くの方々が訪れています。平成24年には、町内会により桜並木の歴史を伝える看板が設置されました。
飯田町内会
飯田川沿いの老桜は、今から100年前昭和天皇ご成婚記念として、1本の桜を3戸1組が担当し下草刈りや冬囲い等を行い、大切に愛し育ててきました。
近年「上越市地域活動支援事業」を活用し、枝の剪定や散策道などを整備し、町内会では毎年下草刈りを行なうなど、並木を整備・維持管理を行なっています。
季節ごとに織りなす情景は大変素晴らしく、小さなお子様からご年配まで、車椅子での散策もできます。是非、見にいらして下さい。
「上越市「地域の宝」を認定しました」をご覧ください。