山岡神霊位(1枚目)、山岡神霊位が祀られている堂祠(2枚目)
この石像は、説教節「さんせう太夫」などで知られる山岡(山椒)太夫の墓として、妙国寺の旧寺、勝蓮寺の頃より過去帳にて言い伝えられています。
おこりの神様(おこり病とは、マラリアの事)として、疫病除け、難病除け、事業繁栄、商売繁盛の神として信仰を集めています。
大正4年5月の寺町の大火事により、堂祠が焼失したましたが、平成11年3月に堂祠を再建しました。「山岡神霊位」の額は、能楽師の永島忠侈氏の筆によります。
山岡(山椒)大夫は、大正4年(1915年)1月に発表された森鴎外の「山椒大夫」により日本中に知られるようになり、学者、大学の教授、写真家など様々な人が山岡神霊位に訪れています。
毎年6月1日に開催している胞姫尊天大祭にて、謂れなどを説明しています。
宗教法人 妙国寺
「地域の宝」認定ありがとうございます。
疫病除け・流行病除けとして崇められ、縁日も出ていたと語る人はいなくなりました。
大正4年に森鴎外の小説「山椒大夫」が発表された年、寺町の大火でお堂が焼失しました。
平成10年に、お堂の再建と能「婆相天」(山椒大夫の物語)が復曲、上演されることになりました。
令和2年には、大荒行修行僧大勢による新型コロナウイルスの感染収束、終結の祈祷が行われました。
多くの方々に知ってもらいたいです。
「上越市「地域の宝」を認定しました」をご覧ください。