岩屋堂観音堂境内の様子(1枚目)、堂内部の様子(2枚目)
境内地の石仏群(3枚目)と、弁才天を祀る祠と池(4枚目)
堂は大宝2年(702年)年泰澄大師の創立と伝えられ、鎌倉幕府第5代執権北条時頼が越後回国の際に定めたとされる越後三十三観音の第一番札所です。本尊は聖観音菩薩で50年に一度の御開帳となります。
境内は、大巌石板、天を覆う大巌と自然の岩盤で形成されており、堂に覆いかぶさる大巌には、弘法大師の投げ筆といわれる梵字跡があります。また、上杉家ゆかりの墓碑もあり、手厚い信仰を受けたことがうかがえます。
岩屋堂町内会は世帯数6程度と小規模ながらも皆協力し、広い境内の草刈り、落ち葉かき、ごみ拾いや案内看板の整備、お堂を積雪から守るための冬囲いや仏具磨きなどの維持管理が行われています。古くからこの地を守ってきた誇りが脈々と受け継がれています。
境内地及び本尊ともに、昭和50年9月12日に名立町文化財、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。
岩屋堂町内会
岩屋堂町内会では、越後三十三観音巡礼の一番札所になっている「岩屋堂観音堂」を維持し、後世に継承したいという思いで、美化活動、保全活動を行っています。
四季を通じて景観が美しく、雄大な大巌は圧巻ですので、ぜひお立ち寄りください。
「上越市「地域の宝」を認定しました」をご覧ください。