観音堂(1枚目)、堂内に安置される石仏(2枚目)
令和5年度の観音堂祭の様子(3枚目、4枚目)
令和4年に設置された説明看板(5枚目)、誘導案内板(6枚目)
荒町観音堂の由来には、江戸時代の大洪水の時に上流から流れてきた観音を安置したもの、謙信公の跡目争いである「御館の乱」の折にこの地にもたらされたものなど諸説ありますが、天和2年(1682年)の検地帳に「観音堂」が出てくることから、この時からこの地にあったと考えられています。
令和2年に改修された観音堂内には大小2体の石仏が安置されており、大きな方の石仏は本尊で、小さな方の石仏は、地蔵菩薩を抱いているように安置されています。改修前は六角の石製の観音堂に安置されており、堂の前の石灯籠に弘化2年(1845年)の銘があったことから、堂はこの頃に建てられたものと考えられています。
毎年4月18日に町内会行事として観音堂祭が行われています。また、観音堂は子供の夜泣きを治す御利益があるとされており、昔から子育て中の人々の参拝が多く行われているということです。
大和3丁目町内会
観音堂は、昔から村中で長年大切に守られていました。町内には観音堂祭の日を絶対に変えてはいけないという言い伝えがあり、わかるだけで342年続けられています(令和6年現在)。これからも地域の宝として守り、伝えてゆきます。
上越市「地域の宝」をご覧ください。