越後桑取谷 夢に出てくる盆踊りチラシ(1枚目、2枚目)、盆踊りの様子(3枚目)
谷浜・桑取地区では、かつてはどの集落でも盆踊りが盛大に行われ、集落同士の交流の場にもなっていました。
若者たちは夜な夜な、村の名が入った提灯を手に峠道を越えて集まっては、踊りの輪に加わっていたということです。唄い手が臼をひっくり返して上に乗り、声が響くよう唐傘をさして唄うと、踊り手たちが合いの手を入れるという風情豊かなものであったそうです。
盆踊りでは、ハリャリャンリャ、ヨーホイ、イタコ、ヤシャゴシャなどが踊られ、集落によって演目や踊り、リズムが違ってました。
時代の移り変わりとともにその形も変化し、盆踊りが行われなくなった集落も多くなりました。
このままでは唄と踊りが途絶えることを危ぶんだ特定非営利活動法人かみえちご山里ファン倶楽部により平成15年からヨーホイとハリャリャンリャの伝承活動が始まり、平成20年には地元住民有志により活動団体が組織され、毎年くわどり湯ったり村を会場に盆踊りが開催されています。
地元小・中学校の地域学習と連携しながら、子どもたちへの保存継承も図っています。
夢に出てくる盆踊り実行委員会
上越市「地域の宝」をご覧ください。