太子堂と紅葉(1枚目)、聖徳太子像と太子堂の清掃の様子(2枚目)
聖徳太子像(3枚目、4枚目、5枚目)
圓重寺の太子堂に安置される聖徳太子像です。圓重寺は、永禄3年(1560)の創設時は真言宗でしたが、2代目住職の時に浄土真宗に改宗し、現在に至っています。
聖徳太子像は延宝8年(1680)に虫川の堂から移ったと伝えられています。虫川で聖徳太子像を信心していた老人の代わりに牛馬の鼻取りをして田起こしを手伝ったという伝説から、「鼻取り太子」と呼ばれています。
ヒノキの寄木造で、大きさは像高61センチメートル、肩幅21センチメートル、胸奥15センチメートルです。
肩幅が広く、衲衣(のうえ)の上に左肩から浮文で飾られた袈裟をまとっています。眉と切れ長の眼がやや釣り上がり気味で、眼の表情は力があり、截金文(きりかねもん)、菊花、連弁などが朱彩に映えて美しくなっています。室町時代の作と伝えられています。
菱田町内会
聖徳太子像はお百姓太子とも言われ、集落の皆さんが信仰して居り、町内会として地域の宝(菱田の宝)として、管理を行って居ります。町内会として後世に継承していきたいと思います。
「上越市「地域の宝」を認定しました。」をご覧ください。