市では、脱炭素社会の実現に向けて、行政と産業界における情報共有及び連携・協力の体制を構築するため、民間事業者や経済団体等を構成員とするネットワーク組織として「上越市脱炭素経済ネットワーク」を設置しました。
上越市の脱炭素社会実現に向けた取り組みについては、「上越市脱炭素ポータル」をご覧ください。
現在、脱炭素の取組は、人類共通の課題である地球温暖化問題の克服はもとより、世界規模での経済問題とも直結した課題となっています。
当ネットワークは、当市が推進している脱炭素の取組について、産業界と行政が、脱炭素に関する情報共有を図り、それぞれの取組において、さらには連携・協力した取組を進めていくための体制として設置したものです。
短期的な取組としては、産業界の声を踏まえた市の脱炭素施策の推進や、市内事業者による省エネ、再生エネ導入等の取組の強化に向けた環境づくりを進めます。また、国が掲げるGX(グリーントランスフォーメーションの略。化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のこと)を契機として、市内事業者の連携が進み、地域経済に活力を与える新たなチャレンジの創出につなげていただくことを目指しています。
長期的には、当市のエネルギー港湾直江津港は、脱炭素社会、さらには将来の水素社会において大きな可能性を秘めていることから、地域の将来像について共有し、地域の持続的発展に向けて一層の連携強化を図る場としていきます。
当ネットワークは、上越商工会議所や市内の大手エネルギー事業者など計19団体で発足しました。
具体的な活動は、「幹事会」と「勉強会」の場面で実施することとしており、幹事会は、市内事業者、大手エネルギー事業者、支援機関の計19団体で構成し、ネットワークの運営等を検討する場として、勉強会は、幹事会メンバーに加えて幅広い事業者の皆さんから参加いただき、具体的なテーマに関する勉強会の場とします。
当ネットワークの発足を市民の皆さんや地域の事業者の皆さんに発信し、今後は、具体的なテーマに関する勉強会から着手していきます。
勉強会のテーマは、再エネ・省エネの技術や制度の動向などについて、最新動向から、当地域ならではの課題への対応など、構成員の皆さんのご意見や、地域の事業者の皆さんからのニーズを踏まえて設定していきます。
当ネットワークでは、第3回勉強会について「燃料の次世代化」をテーマに下記のとおり開催しました。
当ネットワークでは、第2回勉強会について「雪国に対応した太陽光発電の最新技術」をテーマに下記のとおり開催しました。
当ネットワークの発足式及び第1回勉強会を開催しました。