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生誕140年記念 古径さんの素描

<外部リンク>
印刷用ページを表示する 掲載日:2023年12月13日更新

 生誕140年記念 古径さんの素描(チラシ画像)

 「生誕140年記念 古径さんの素描」展覧会チラシ [PDFファイル/9.85MB]

「生誕140年記念 古径さんの素描」展示作品リスト [PDFファイル/1.02MB]  

 当館では、約1,300点におよぶ小林古径の素描作品を所蔵しています。これらの素描群は、制作過程を知る上で非常に貴重な資料です。
古径は師の梶田半古から「写生」の大切さを説かれたことから、本画制作に至るまで同じ題材を繰り返し描きました。
当館にも、古典絵画や寺社の宝物、半古が手掛けた挿絵の模写や身近な動植物の写生など、バラエティに富んだ素描作品が多く残されています。

 本展では、所蔵品の中からバラエティに富んだ素描作品の数々を展示し、「古径さんの素描」の知られざる魅力を紹介します。

イベントの情報はこちら

会期

令和5年(2023年)12月2日(土曜日)~令和6年(2024年)3月10日(日曜日) 81日間

休館日

  • 月曜日
  • 令和5年(2023年)12月29日(金曜日)~令和6年(2024年)1月3日(水曜日)、1月9日(火曜日)、2月13日(火曜日)は休館

(注)令和6年(2024年)1月8日、2月12日は開館

開館時間

午前10時~午後4時

(注)令和6年2月11日(日曜日・祝日)は小林古径の生誕日につき、午後7時まで延長開館

入館料

入館料

入館料
区分 個人

団体(20名以上)

一般 510円   410円
小中高生 260円 210円

(注)幼児及び上越市内の小学生・中学生は無料
(注)障がい者手帳、ミライロID提示により半額
   身体障害者手帳(1~3級)・療育手帳(A)の場合、介助者1名も半額
(注)年間入館券、5館共通入館券でも入館できます
(注)令和6年(2024年)2月11日(日曜日・祝日)は小林古径の生誕日につき、終日入館無料

展示構成と展示作品 (一部)

第1章 「素描」って何だ?

 「素描」と聞いて、皆さんはどんな絵をイメージしますかはてなマーク
 下書きの絵はてなマークスケッチはてなマーク未完成の絵はてなマーク

 鉛筆や墨で描かれたもの、彩色されているもの、途中で描くのをやめて未完成なもの、一つに複数の題材が描かれているもの、何度も描きなおした跡があるものなど、様々な種類があります。

 本章では、本画・習作・素描など、作品の種類や違いを 「素描」の理解が深まるように紹介します。あわせて日本画制作の工程と画材も展示します。

   小林古径「菊」(作品写真)   
「菊」 小林古径記念美術館蔵

 小林古径「菊」素描(作品写真)
「菊」 小林古径記念美術館蔵           

第2章 古径さんの「模写」

 小林古径は1899年(明治32)、16歳のときに上京し、当時新進気鋭の日本画家であった梶田半古のもとに入門します。
有職故実に精通し、歴史画を研究した師のもとで学んだこともあり、古径さんも多くの古典絵画を模写しました。
武者絵・物語絵・風俗画など、様々な分野のものを時代や流派の枠を超えて幅広く模写して学びました。

 本章では、古典絵画の模写を通して古径が勉強に励んだ様子を紹介します。あわせて模写した原作品を紹介し、古径さんの絵画学習の足跡を辿ります。

 小林古径「扇面法華経冊子」(作品写真) 
「扇面法華経冊子」(模写) 小林古径記念美術館蔵   

小林古径「投壺と投壺矢」(素描写真) 
 「投壺と投壺矢」 小林古径記念美術館蔵

第3章 古径さんの「写生」

 古径さんが描く上で大事にしていたことの一つに「写生」があります。
庭に咲いている植物や旬の野菜、野鳥など身近なものを題材に選び、同一の題材でも構図や表現を変えて繰り返し描きました。
また、旅先の風景を写生したものも残されています。それらの素描の中には描いた日付を書き入れたものもあり、制作年代が分かる貴重な資料です。

 本章では、古径さんの観察眼が垣間見られる写生作品の数々を紹介します。

 小林古径「柘榴・柿・ほか」(写真)  
 「柘榴・柿・ほか」  小林古径記念美術館蔵  

 小林古径「草花」(写真)
 「草花図」(習作) 小林古径記念美術館蔵

古径の住まいと画室 

 当館敷地内には古径さんが東京大田区南馬込に建てた住宅が移築されています。
この住宅(小林古径邸)は、建築家・吉田五十八が昭和9年(1934年)に設計した近代数寄屋建築であり、現在は国登録有形文化財となっています。
吉田は住宅を設計する際に古径から「私が好きになるような家をつくってほしい」と一言だけ要望を受けて住宅を作り上げました。
古径さんの人柄や芸術性を建築で表現したものと言っても過言ではないでしょう。

 この建築物は古径さんの住宅としてだけでなく、吉田の初期の住宅例としても貴重な建築作品と言えます。
また、古径邸に隣接して別棟の画室が再現されています。
大正9年(1920年)から農家を画室として使用していたものを古径邸建築後の昭和11年(1936年)に吉田五十八が改造して現在の姿となりました。
一度は取り壊されましたが、古径邸移築にあわせて写真や資料を基にして新たに画室がよみがえりました。
今回は古径作品とあわせてこの二つの建物を観覧することにより、古径さんの人となりや制作の様子を感じていただく機会とします。

なお、画室には実際に古径さんが使っていた筆や絵皿などの画材を展示するとともに、乗り板や仮張り板、文机などを置き、制作の場としての雰囲気を感じられるようしつらえます。

(注)ただし、12月2日(土曜日)、12月16日(土曜日)、2月11日(日曜日・祝日)はイベントで画室を利用するため、画室のしつらえはご覧いただけません。

小林古径邸(画像) 
小林古径邸(国登録有形文化財)

 画室の再現(写真)
画室

展覧会関連イベント

申し込みが必要なイベント

申し込みが不要なイベント

申し込みの方法は「イベント申込方法」をご確認ください。

古径さんの作品で「上げ写し」技法を体験してみよう(事前申込制・先着順)

上げ写しイベント風景写真

  • 日時:12月16日(土曜日)  午後1時30分から3時まで
  • 会場:美術館内二ノ丸ホール
  • 対象:どなたでも
  • 料金:300円(イベント料金のほか、展覧会入館料が必要となります)
  • 内容:日本画の技法に「上げ写し」と呼ばれるものがあります。展示作品を手本に作品を写し取り、日本画の技法や古径さんの線描の魅力を体験するイベントです。

学芸員によるギャラリートーク(申込不要)

学芸員によるギャラリートークの様子(写真)

  • 日時:12月9日(土曜日)、令和6年(2024年)1月14日(日曜日)、3月9日(土曜日) 各回午後1時30分から2時30分まで
  • 会場:展示室
  • 対象:どなたでも
  • 料金:無料(ただし、展覧会入館料が必要となります)
  • 内容:学芸員による作品解説を行います。

古径さんの作品の「線」を引いてみよう(申込不要)

古径さんの作品の線を引いてみよう(イベント写真)

  • 日時:展覧会会期中の土曜日・日曜日・祝日 午前10時30分から午後3時30分まで (注)令和6年(2024年)2月11日(日曜日・祝日)を除く
  • 会場:美術館内二ノ丸ホール
  • 対象:どなたでも
  • 料金:無料(ただし、展覧会入館料が必要となります)
  • 内容:古径さんになりきって、墨で線を引いて作品を完成させてみませんか。

小林古径生誕記念日 キャンドルナイト(申込不要)

小林古径生誕記念日キャンドルナイトの様子(写真)

  • 日時:令和6年(2024年)2月11日(日曜日・祝日) 午後4時から7時
  • 会場:美術館内庭園
  • 料金:抹茶と和菓子セット 600円(先着70名)
  • 内容:雪深い高田の冬と美術館に親しむイベントとして、庭園内に雪灯籠を作ります。画室では、古径作品にちなんだオリジナル和菓子と抹茶を提供します。

イベント申込方法(11月10日から受付開始)

イベントの申し込みは11月10日(金曜日)から受付を開始します。

参加希望者は下記の必要事項をメールまたは電話でお伝えください

  1. 参加者氏名 
  2. 住所 
  3. 連絡先(電話番号)

メールアドレス:kokei-koza@city.joetsu.lg.jp (迷惑メール防止のため、@を全角にしています。送信の際は@を半角にしてください。)
電話:025-523-8680

定員になり次第、受付を終了します。

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

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