非核平和友好都市宣言
私たちの上越市は、美しい自然のなかに歴史や文化の息づく、薫り高いまちです。この郷土を大切に守り、生きがいのある豊かな社会を築いていくことが、今の私たち市民に課せられた使命だと思います。
私たちは、これを根底からゆるがし、人類の平和と地球環境を脅かす核兵器の使用・実験は容認できません。世界唯一の被爆国の国民として、すべての国のあらゆる核兵器がすみやかに廃絶され、恒久平和が確立されることを強く願うものです。
そのためにも私たちは、この上越市から姉妹都市や国際交流の輪を広げ、世界の人々と友好のきずなを強めながら、互いの繁栄を図っていきます。
私たちの上越市は、戦後50年の節目にあたり、平和を求める決意を新たにし、ここに「非核平和友好都市」とすることを宣言します。
平成7年12月20日
上越市
上越市は、戦後50年の節目にあたる平成7年に、戦争の記憶を風化させることなく後世に語り継いでいくため、恒久平和に向けてたゆみない努力を続けることを誓い、「非核平和友好都市」を宣言いたしました。以来、この宣言の趣旨の普及と啓発のための、恒久平和に向けた取り組みを行っています。
平和首長会議は、広島市長が1982年(昭和57年)に、世界の都市に国境を越えて連帯し、共に核兵器廃絶への道を切り開こうと呼びかけ、賛同する都市(自治体)で構成する機構として設立されました。
当会議は、加盟都市相互の緊密な連帯を通じて核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起するとともに、人類の共存を脅かす飢餓・貧困等の諸問題の解消、さらには難民問題、人権問題の解決及び環境保護のために努力し、もって世界恒久平和の実現に貢献することを目的として、現在、世界で8,000を超える都市が加入し、活動しています。
上越市は2008年(平成20年)2月28日に加入しました。
2001年(平成13年)8月5日「世界平和連帯都市市長会議」から「平和市長会議」に、2013年(平成25年)8月6日「平和首長会議(へいわしゅちょうかいぎ)」に名称変更しています。
平和首長会議(外部リンク)<外部リンク>
日本非核宣言自治体協議会は、広島市で1984年(昭和59年)に、「核戦争による人類絶滅の危機から、住民一人ひとりの生命とくらしを守り、現在および将来の国民のために、世界恒久平和の実現に貢献することが自治体に課せられた重大な使命であり、宣言自治体が互いに手を結びあい、この地球上から核兵器が姿を消す日まで、核兵器の廃絶と恒久平和の実現を世界の自治体に呼びかけ、その輪を広げるために努力する。」ことを趣旨として設立されました。現在、全国の300を超える自治体により組織され、趣旨の実現に努力しています。
上越市は、2008年(平成20年)5月1日に加盟しました。
日本非核宣言自治体協議会(外部リンク)<外部リンク>