浄興寺を創建した親鸞と浄興寺2世善性を描いた画像で、「文明十五年九月二八日 本願寺八世蓮如(花押)」の裏書があることから文明15年(1483年)に本願寺8世蓮如から浄興寺に与えられたものとされています。
本紙約86センチ、横35センチに、右上に親鸞、左下に善性が対座する形で描かれています。二人が対座していることで、善性が親鸞の教えを正しく継承していることを表し、浄興寺が浄土真宗の正統であることを示していると考えられます。さらに、本願寺を復興し、真宗隆盛の基礎を築いた蓮如の署名によって、その正統性を強調していると思われます。