潟町米大舟の元歌は出羽国(山形県)の酒田節といわれています。太鼓と唄にあわせて踊られます。享保年間(1716~1736年)の初めの頃、上越地方は度重なる干ばつと長雨により、米の凶作に見舞われました。食料不足となった大潟の住民は、今町(現在の直江津)に訪れていた弁財船(北前船)の船乗りである亀田伊兵衛に助けを求めたところ、伊兵衛は地元の酒田から義援米を募り、大量の米を運んできてくれました。これに感謝した住民は宴の席を設け、そこで伊兵衛が披露した踊りが米大舟の始まりと伝えられています。
その後、土底浜米大舟とわかれてそれぞれ伝承されています。
平成7年9月25日に旧大潟町の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。