この碑は、高さ3.75メートル、幅1.8メートルの斑栃岩(黒御影石)製で、碑文には鈴木昌司の経歴や功績が克明に認められ、氏を顕彰するために、地元有志ならびに在京のゆかりの人々によって建立されました。
碑の題材は床次竹二郎、撰文は加藤平四郎、書写は河野広体、碑への刻字は小林群鳳によって昭和6年(1931年)9月に制作され、翌7年(1932年)に現地に建立したものです。
鈴木昌司は吉川区代石出身で、明治時代に自由民権運動の指導者的役割を果たした人物です。初めての新潟県会議員に当選し、以後7回再選を果たし、議長も務めました。その後、第1回帝国議会衆議院議員としても活躍しました。
平成9年10月23日に旧吉川町の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。