聖の窟は、標高約560メートルの丈ヶ山北斜面中腹にある自然の岩窟を利用した山岳仏教の行場(ぎょうば:修行を行う場所)とされ、親鸞と恵信尼の三男、明信こと栗沢信蓮房が修行した地と伝えられています。
岩窟は畳数枚分の広さで、以前(昭和初期頃)は10人ほどが座れたといわれていますが、現在は地滑り等により、前方入口が崩れ、中に入ることはできません。
付近には展望デッキが設けられており、高田平野・日本海が眼下に開ける絶景の地にあります。
昭和49年8月1日に旧板倉町の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。