新潟県と長野県との県境をなしている関田山脈にある標高1242メートルの黒倉山の山腹にミズバショウが群生しています。
北方系寒冷地生植物であるミズバショウは、山地帯から亜高山帯の湿原や林下の湿地に分布する多年草で、小さな花の集まりを白の仏炎包(葉が変形したもの)が包んでいます。明るく美しい姿で、5月頃が見頃です。
ミズバショウ群生地を含む黒倉山山腹の光ヶ原高原一帯は、上越市自然環境保全条例に基づく自然環境保全地域にも指定されています。
昭和50年7月8日に旧板倉町の文化財に、平成19年6月1日に上越市の文化財に指定されています。