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この懸仏は龍覚寺の本尊、木造薬師如来像の背面に納入されていました。像高19センチで、左手に薬壺を持ち、右手は施無畏(せむい)という印を結んでいます。本像は、像の正面だけ造形され、背面は空洞であることから、もとは鏡板に取り付けられていた懸仏の一部と考えられます。鍍金(ときん)が残っており、顔や納衣、蓮弁の彫りは流れるような美しい線を見せています。鎌倉時代の制作と考えられています。
昭和51年1月22日に旧清里村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。