フサタヌキモは、環境省のレッドリスト(植物版)の絶滅危惧1A類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。「1」は、本来はローマ数字で表記する)にあげられている浮葉性の水草で、生育地は全国でも数が少なく、数箇所に限られています。日本固有種で、食虫植物ですが、他のタヌキモ類に比べて捕虫嚢はほとんどつけません。花は、自家受粉の閉鎖花(水中で6~9月に咲く)と、7~8月に黄色の花が咲く開放花(水上)の二種をつけます。
平成11年10月27日に旧三和村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。