どんどの池(1枚目)、池の中央に祀られている弁天社(2枚目)
どんどの池の一番奥、弁天社の裏にある水源池(3枚目)、東側の野菜洗池(4枚目)
「どんどの石井戸」に水を供給している取水池(5枚目)、北側の洗濯池(6枚目)
どんどの池は潟町から九戸浜に入る坂の右手側にあり、県道からみて一番奥の水源池、西側の簡易水道の取水池、東側の野菜洗池、北側の洗濯池の4つの池からなっています。池の中央には弁財天を祀った社があります。
砂丘地にあって、夏場も枯れずにこんこんと水が湧き出る姿が、どんどの池の名の由来になっているとされています。廻船業も営んだ潟町の小林六左衛門は、江戸時代、この池にひかれ、この地で味噌・醤油の醸造業を始めたとされます。
この池の水源は、地表に降った雨が地中に染み込み、砂丘の下の方にある古い硬くしまった古砂丘(いくじ)とその上のさらさらとした新砂丘の二種類の砂の層の境目から湧き出しているものと考えられています。
昭和30~40年代頃までは、池に人が集い、語らいながら野菜を洗ったり、洗濯をした生活の場であったといいます。また、新潟県の名水にも選定されており、夏には蛍が飛び交います。
どんどの池は現在、九戸浜町内会によって、池や周辺地域の環境整備が行われ、また、地域住民参加の歩く会や、7月には弁天祭りが催されています。
九戸浜町内会
「どんどの池」は砂丘地にあって、夏場も枯れずにこんこんと湧き出る泉です。木立に囲まれた美しい池の中央に弁天様が祀られており、生活に欠かせない水の湧き出るこの泉を神聖な場所として大切にしてきた人々の思いを感じることができます。
町内会の歴史資源、自然資源として中心的な存在です。「どんどの池」を中核として、その周辺にある「どんどの石井戸」やハマナスの池、そして鵜の浜海岸に通じる散歩道等を魅力ある地域資源として磨き上げていく予定です。
「上越市「地域の宝」を認定しました」をご覧ください。