(市指定、民俗芸能)
民謡「八社五社」は、上越地方を中心に頸城全域と魚沼地方で広く唄われ、踊り続けられている民俗芸能です。
この民謡は、延喜時代に天皇の勅命により式内社(注)に格付けされた神社を唄ったものといわれています。八社五社の名前は、唄われた式内社が関川をはさんで西に8社、東に5社計13社あったことに因んだものと推測されています。昭和27年に保存会が結成され、古来よりの原型をそのまま伝承している貴重なものです。
(注)式内社(しきないしゃ) 延長5年(927年)、醍醐天皇の詔(みことのり)により編さんされた「延喜式(えんぎしき)」の「神名帳」に登載された神社。頸城郡内に13社記されています。