(市指定、民俗芸能)
昔から婚礼などの祝いの席で踊られてきたもので、各地で行われていましたが、現在は三郷地区と三和区だけに残されている貴重な郷土芸能です。今より30年前に保存会(現在休止)が結成され、後世に伝承しようと努力されています。
一般に春駒の踊りには木製の馬の首を使い、腰につけて乗馬の姿で踊る、佐渡相川に伝わるような男春駒と手に持って踊る女春駒があります。
西松野木の春駒は、踊りの形から男春駒と間違えられますが、木馬を用いない特異な形で伝承されてきました。細い竹を束ねたササラを打ち鳴らしながら滑稽に踊るササラ持ちが、唄と踊りを一層盛り上げます。