旧師団長官舎は、当市に現存する数少ない明治期の洋風建築です。
明治43年(1910年)、旧陸軍第十三師団 第三代師団長 長岡外史が馬場先(南城町3)に建築したものを、平成5年に現在の位置(第二代師団長官舎跡地)に移築復元しました。
移築の際には、レンガおよび石積みで作られた門柱もあわせて復元しました。
木造2階建で1階は公的な空間として洋風に、2階は私的な部屋として和洋折衷に造られ、内外観や細部の意匠にも、外史の欧州生活体験が随所に活かされています。
令和2年には内部が改装され、これまでの建物見学に加えて、文化財の趣をいかしつつ、民間事業者によるレストランとしても利活用されています。