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鉄造観音立像

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印刷用ページを表示する 掲載日:2023年6月16日更新

鉄造観音立像(画像)

  • 名称:鉄造観音立像
  • (名称ふりがな)てつぞうかんのんりゅうぞう
  • 指定:市指定文化財
  • 指定年月日:平成19年6月1日
  • 種別:彫刻
  • 地域:安塚区
  • 所在地:上越市安塚区円平坊 
  • 所有者等:円平坊自治会(管理者)

徴証・伝来

 この像は、像高17センチ、珍しい鉄製で、鎌倉時代に流行した懸仏であったと考えられています。本像が付属していたいた鏡板は、外されたのか今はなく、独尊としてまつられています。厨子(ずし)と光背、蓮華座は後年の作です。17年に一度の御開帳とされる秘仏です。

 縁起によると、文永8年(1272年)に宗尊親王から朝比奈義秀がお守りとして賜ったものです。義秀は諸国を巡り、弘安4年(1281年)にこの地を訪れて小庵を建て、小林円平坊(しょうりんえんぺいぼう)と名付け、本像を安置したといわれています。天正4年(1576年)、火災により小庵は焼失しましたが、信徒の浄財により再建されました。
 現在の安塚区円平坊(えんたいらぼう)の地名はこの小庵の名称に由来しており、当時の村人たちは小林を名字にしたといわれています。

 昭和56年1月10日に旧安塚町の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

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