この文書は、天和2年(1682年)、江戸幕府が旧高田藩主松平光長(延宝9年(1681年)改易)の遺領を検地し、同3年に戸澤村(現安塚区)へ交付した検地帳で、5冊から成っており、戸澤村の庄屋に伝来したものです。江戸時代のものです。約300年の歳月を経た古文書ですが、損傷せず保存状態は良好で、大切に保管されていたことが分かります。内容は高澤村検地水帳と同様な事柄が記されています。
なお、この文書はもとは安塚区にありましたが、平成17年に大潟区へ移っています。
昭和49年3月1日に旧安塚町の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。