この神楽は、天狗と獅子で舞う里神楽で、村の農作物を荒らす獅子を天狗が成敗するという構成になっています。いつ頃伝えられたものか定かではありませんが、明治10年代には神楽を舞う人が少なくなり、一度は途絶えてしまいました。その後、明治19年に県道を作る工事が始まり、神楽の舞を知っている工事関係者から習うなどして復活をとげ、現在まで伝えられています。
獅子の舞、天狗の舞、獅子と天狗の戦いの三部で構成され、天狗の長台詞があったり、天狗が途中で相撲をとったりするところが特徴的です。篠笛と締太鼓、唄に合わせて舞われます。石動神社(いするぎじんじゃ)の春祭り、秋祭りに、社殿で奉納されます。
平成16年3月24日に旧浦川原村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。