高札とは、法令等を板に書写し、これを高札場に掲げ、その趣旨を迅速に人々に知らしめるためのものです。
この高札は、高さ49センチ、幅160センチで、延宝8年(1680年)に高田奉行所から発給されたものです。
高田藩主、松平光長が治めていた当時、米や大豆の値上がりにより、困窮する宿場や百姓に対して、適正な料金とするために大島と蒲生の間、大島と安塚の間における荷物を運ぶ人や馬の賃金を定めたり、負担を軽減するため30貫(約120キログラム)以上の荷物を持ち運んではいけないこと等が定められています。
昭和62年6月11日に旧大島村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。