八社五社は、上越地方を中心に頸城全域と魚沼地方で広く唄われ、踊り続けられている民俗芸能です。延喜年間(901~923年)に醍醐天皇の勅命によって編さんされた「延喜式」の「神名帳」に記載された「頸城十三社」を唄ったものと伝えられています。頸城十三社とは、関川の川西にある居多神社などの八社と、川東の菅原神社などの五社のことです。
踊りは二重三重の輪をつくって踊られ、「ヨンヤーナー」の囃子とともに音頭取りは櫓の上で唄を歌い、太鼓打ちは櫓の下で拍子をとります。
平成6年1月19日に旧大潟町の文化財に、平成19年6月1日に上越市の文化財に指定されています。