銅製経筒

• 名称：銅製経筒
• （名称ふりがな）どうせいきょうづつ
• 指定：市指定文化財
• 指定年月日：平成19年6月1日
• 種別：考古資料
• 地域：頸城区
• 所在地：上越市頸城区百間町716番地（ユートピアくびき希望館）
• 出土地：しらみ経塚（上越市頸城区塔ヶ崎）
• 所有者等：上越市

徴証・伝来

　頸城区大池の中の島にある、しらみ経塚付近にあった石組遺構の中から出土した、銅製の経筒です。

　経塚は、経典を経筒などに入れ、甕などの外容器に納め、埋めた塚です。後世まで仏法を伝えようとし、また追善供養や現世利益などを目的に平安時代中期から近世にかけて行われました。

　筒の中に詰まった土の中からは軸木と紙と布の一部が残っており、経文を書いた巻子本（かんすぼん）が納められていたと考えられています。経筒は、室町時代のものと考えられています。

　昭和49年10月25日に旧頸城村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。