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木簡

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印刷用ページを表示する 掲載日:2025年2月26日更新

木簡(画像)

  • 名称:木簡
  • (名称ふりがな)もっかん
  • 指定:市指定文化財
  • 指定年月日:平成19年6月1日
  • 種別:考古資料
  • 地域:頸城区
  • 所在地:上越市頸城区百間町716番地(ユートピアくびき希望館)
  • 出土地:榎井A遺跡(上越市頸城区榎井古宮ほか)
  • 所有者等:上越市

徴証・伝来

 この木簡は、榎井A遺跡から出土しました。木簡は3片にわかれており、最大の破片は長さが約60センチあります。いずれも表・裏面ともに墨書があり、古代荘園の活動を記録した木簡と考えられています。

 木簡には、「以四月五日御田阿白抜き四角(桜カ)夫事 合玖佰伍拾壱人縄手 子白抜き四角​(甥カ) 子万呂 長人 塩梶白抜き四角​装束萊棚板等白抜き四角​」と記されています。

 内容としては、四月五日に行われる庄田の「阿桜夫(あさくらのふ)」という役夫について、それが合わせて951人に及ぶことを記しており、その大規模な動員が注目されます。ついで「子甥」「縄手」「子万呂」「長人」などの人名が横に列挙され、およそ2行分を空けて、「塩梶白抜き四角​(よなぎ)装束萊(あかざ)棚板」などの物品名があげられていますが、物品の確かな意味や類例は不明であり、これらが「阿桜夫」といかに関わるのかも明らかではありません。

 木簡としての役目を終えた後、井戸の部材として再利用され、8世紀後半から8世紀末まで使用されていたようです。

 平成13年1月19日に旧頸城村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

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