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深鉢形土器

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印刷用ページを表示する 掲載日:2025年3月19日更新

深鉢形土器203(画像) 
(写真1) 

深鉢形土器204(画像) 
(写真2)

  • 名称:深鉢形土器
  • (名称ふりがな)ふかばちがたどき
  • 指定:市指定文化財
  • 指定年月日:平成19年6月1日
  • 種別:考古資料
  • 地域:中郷区
  • 所在地:上越市中郷区片貝92番地2(片貝縄文資料館)
  • 出土地:湯の沢B遺跡(妙高市湯の沢)
  • 所有者等:上越市

徴証・伝来

 これらの土器は、昭和41年(1966年)の​湯の沢B遺跡の調査で出土しました。深鉢形土器は一般的には煮炊きに用いたものと考えられています。

(写真1)
 大きさは口径12センチ、高さ18センチ、底径8センチです。文様は、胴部全体に花弁形の刺突文(しとつもん)が施されており、上部には4個の橋状把手が付されています。
 これらの特徴から、中越地方に分布する縄文時代後期の三十稲場式土器と考えられています。三十稲場式土器は上越地方での発見例は少なく、本資料は土器の形・文様の全体がわかる資料です。

(写真2)
 大きさは口径20センチ、高さ(残存)18センチです。底部から胴部下半は残存していません。口縁部に4か所波状に突出した部分があり、そこに橋状把手が付されています。文様は、縄文を施したのちに、逆U字状の隆帯文を貼り付けています。縄文時代中期に関東地方を中心に分布する加曾利E式土器と考えられています。湯の沢B遺跡の人々と関東地方の人々との間に何らかの交流があったことを物語っています。


 昭和47年8月22日に旧中郷村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

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