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土偶

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印刷用ページを表示する 掲載日:2025年3月19日更新

土偶206(画像)
(写真1)

土偶207(画像)
(写真2)

土偶208(画像)
(写真3)

  • 名称:土偶
  • (名称ふりがな)どぐう
  • 指定:市指定文化財
  • 指定年月日:平成19年6月1日
  • 種別:考古資料
  • 地域:中郷区
  • 所在地:上越市中郷区片貝92番地2(片貝縄文資料館)
  • 出土地:湯の沢B遺跡(妙高市湯の沢)
  • 所有者等:上越市

徴証・伝来

 これらの土偶は、昭和40~42年(1965~1967年)の湯の沢B遺跡の調査で表面採取(地表に現れている土器などの遺物を拾うこと)された資料です。

(写真1)
 土偶の頭部片で、残存する大きさは、高さ5.5センチ、幅4センチです。
 斜めにのびた首に顔面が接合するタイプのもので、顔の形は顎のやや尖った卵形です。顔面に数条の沈線文(ちんせんもん:木や竹を用いて直線や曲線を描いた文様)を左右対称に施しています。これらの特徴から縄文時代晩期から弥生時代初頭に東北から中部・北陸地方にかけて分布する有髯土偶(ゆうぜんどぐう:ひげのある土偶)と考えられています。県内では本資料をふくめて数例しか発見されていません。

(写真2)
 土偶の胴部上半の破片で、残存する大きさは、高さ5センチ、幅は6センチです。
 表面に粘土粒を2つ貼り付け胸の表現がなされ、裏面には沈線文が施され、水銀朱が塗られています。文様の表現や胎土(たいど:焼き物の原料となる土)が「写真3」(脚部片)の土偶と似ていることから、同一個体の可能性があります。文様や形状から、縄文時代中期のものと考えられています。

(写真3)
 土偶の胴部下半~脚部片で、残存する大きさは、高さ4センチ、幅は3センチです。
 2条単位の沈線文が施され、足裏には水銀朱が塗られています。「写真2」と同一個体の可能性があります。


 昭和47年8月22日に旧中郷村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

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