この石柱は、円筒形をしており、高さ1メートル70センチ、周囲98センチです。二本木集落が北国街道の宿場として栄えていた江戸時代に、往来する旅人に対して注意を刻んだもので、高田藩主榊原家が建てたものと伝えられています。石柱には「従是内、口附無之、小荷駄乗通るべからず。邑之内、咥きせる無用 二本木宿」と刻まれており、「荷物をのせた馬の手綱をはなして通ってはいけない」、「村内でくわえきせる(たばこ)をするな」という注意書きになっています。
この石柱は当初集落の入り口にありましたが、白山神社境内に移設されました。
昭和49年2月8日に旧中郷村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。