これは、本紙縦35.5センチ、横151センチで、制作年代は不明ですが、書面に慶長二十年(1615年)、元和七年(1621年)の年号が記されていることから、江戸時代以降の制作であると考えられています。
これは馬を選ぶ時の教本のようなもので、とても細かく図説してあります。さらに、馬の飼育法や病気の治療方法についても記されています。市文化財「馬具」とともに個人宅に伝来しており、岡沢が江戸時代において名馬・良馬の産地であったことを示す史料です。
昭和49年2月8日に旧中郷村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。