板倉区関田集落に古くから伝わる関田神楽は、集落の鎮守八幡神社に奉納される神楽です。伊勢神宮の流れを汲むといわれており、伊勢神宮の御師(おんし)が伝えたものが、この地特有の神楽になったと考えられています。
氏子達がかかげる、レンガクという灯籠に守られながら天狗・獅子らが境内に入り、まずは天狗が舞います。扇の舞、真剣の舞を舞って境内を清めた後で、獅子が太鼓・笛・三味線の音に合わせ、御幣や鈴を持って舞います。最後には神殿の注連縄(しめなわ)を真剣で切り落とし、神事が終了します。8月18日の夜に奉納され、同日に関田こうだいじも踊られます。
昭和49年8月1日に旧板倉町の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。