新潟県と長野県との県境をなしている関田山脈にある標高1242メートルの黒倉山の山腹にモリアオガエルが生息しています。
モリアオガエルは日本の固有種で、脊椎動物の中では哺乳類の一部や鳥類を除いて、樹上に巣をつくる珍しいカエルです。体色は緑色で、トノサマガエルよりやや小さくて、雄よりも雌の方が大きいのが特徴です。産卵期には、池や沼の水面に突き出た木の枝に産卵します。
モリアオガエル生息地を含む黒倉山山腹の光ヶ原高原一帯は、上越市自然環境保全条例に基づく自然環境保全地域にも指定されています。
昭和50年7月8日に旧板倉町の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。