この大ケヤキは、高さ12.5メートル、目通り5.3メートル、根回り6.8メートルです。
大ケヤキがそびえる岡野町は、岡野町の市神(市指定文化財)が祀られている通りを中心として江戸時代末頃まで六斎市が立ち、交易の拠点として栄えました。
岡野町の大ケヤキは櫛池川を渡る橋のたもとにあり、橋が架けられる前は岡川(櫛池川)渡しの象徴として、また、櫛池川の右岸沿いに通っていた旧稲田街道やそこから分岐して岡野町に入る旅人の目印になっていたと思われます。
昭和55年7月28日に旧清里村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。