15面ある風巻神社の銅鏡は、直径11センチから39.8センチのものまであり、制作年代も安土桃山時代から幕末にまでいたります。また、14面に作者名が刻まれています。
社伝では、文化8年(1811年)に高田藩主榊原政令の正室が2面奉納したとされており、榊原家家紋の源氏車文をあしらった銅鏡がそのうちの一つにあたると考えられています。全国的にみても十数面という奉納鏡の数は多く、いずれも近世の風巻神社に対する崇敬と鏡奉納の歴史をものがたるものとされています。
平成16年6月25日に旧三和村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。