よしだの谷内は、高田平野の東縁に位置し、過去の海進で山本山台地の一部が潟化した状態で残されたと考えられる、現在では数少ない手つかずの自然が残る水域です。
よしだの谷内の植生は、北方系寒冷地生植物であるミツガシワの群落やイヌタヌキモ、ヒツジグサやジュンサイなどの水生植物がみられるほか、昆虫類ではアオヤンマやカラカネトンボなどのトンボ類が30種類以上確認されるなど、市域では希少となった野生動植物が多数、生息生育しています。
よしだの谷内は、上越市自然環境保全条例に基づく自然環境保全地域にも指定されています。
平成15年5月20日に旧三和村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。