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有孔鍔付土器

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印刷用ページを表示する 掲載日:2025年2月26日更新

有孔鍔付土器(画像)

  • 名称:有孔鍔付土器
  • (名称ふりがな)ゆうこうつばつきどき
  • 指定:市指定文化財
  • 指定年月日:平成19年6月1日
  • 種別:考古資料
  • 地域:名立区
  • 所在地:上越市名立区名立大町365番1号(名立区総合事務所)
  • 出土地:大イナバ遺跡(上越市名立区丸田)
  • 所有者等:上越市

徴証・伝来

 この土器は、平成7年の大イナバ遺跡の発掘調査で出土しました。大きさは口径20センチ、高さ29センチ、底径13センチです。

 器形は、頸部が口辺へと短く垂直気味に立ち上がり、胴部は最大径が上半に位置することによって肩部が明瞭に表現され、胴部上半から下半へとすぼまり底部にいたります。

 口辺から頸部にかけては文様はありませんが、頸部と胴部の境には、等間隔にいくつかの孔が穿かれているのが大きな特徴です。口縁部を革などで覆い、その直下の孔を利用して皮ヒモなどで固定して使用したものと考えられています。

 形が特異であることや、丁寧に作られ、器面が赤で彩色されていることから、祭祀性の強い土器とされています。沈線でひし形や円といった幾何学的な文様が胸部上半に四面にわたって刻まれ、それらの空間部には細かい沈線が斜格子目状に施されています。

 長野県を中心とした中部高地方面に多く分布している縄文時代中期の土器の仲間と考えられています。大イナバ遺跡の人々と長野県方面の人々との間に何らかの交流があったことを物語っています。

 平成16年12月8日に旧名立町の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

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