ニホンマメシジミは、新潟県の準絶滅危惧種(存在基盤がぜい弱な種)にも指定されています。名立区の入向平(いりむきのたいら)や不動山登山道付近などに生息する3~6mm程の二枚貝で、水温の変化に強く、湧水のある池や沼の砂泥底に生息します。長い斧のような足を伸ばして、泥の中にもぐりこみ、プランクトンなどの小さな生物を食べて成長します。この貝が生息していることは、豊かな自然環境が守られていることを示します。生息地は県内の一部の地域のほかに、長野県や北関東地方でも確認されています。
平成16年12月8日に旧名立町の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。