ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

上越市

サイトマップ

背景色を変える

文字の大きさ

キーワードで探す

現在地トップページ > 上越市の文化財 > 府中八幡宮鰐口

府中八幡宮鰐口

<外部リンク>
印刷用ページを表示する 掲載日:2022年10月27日更新

府中八幡宮鰐口(画像)
府中八幡宮に伝わる、文安3年(1446年)の銘を持つ鰐口

  • 名称:府中八幡宮 鰐口
  • (名称ふりがな)ふちゅうはちまんぐう わにぐち
  • 指定:県指定文化財
  • 指定年月日:昭和57年3月26日
  • 種別:工芸品
  • 地域合併前上越市(直江津区)
  • 所在地:上越市本城町7-7(上越市立歴史博物館)
  • 所有者等:府中八幡宮(管理 上越市立歴史博物館)

微証・伝来

 府中八幡宮に伝わる、鰐口です。鰐口は寺院の本堂や神社拝殿の正面軒先に吊るされている扁平な金属鳴器のことをいい、参拝の時に布で編んだ綱を振って打ち鳴らします。

 この鰐口は、直径約48センチメートル、厚さ約12.5センチメートルの銅製で、両面ともに中心部にある蓮華文の撞座(つきざ)を中心に三重の圏文(けんもん)が巡ります。銘文が刻まれており、文安3年(1446年)、道円という僧侶の願いが成就したので、府中八幡宮の神宮寺(じんぐうじ、神社に附属して建てられた仏教寺院)である岡前寺(こうぜんじ)千手観音に奉納されたものであることがわかります。銘文に刻まれた所在地と現在の所在地が一致することでも、大変貴重です。

 府中八幡宮は、天正7年(1579年)、御館の乱で焼失したと伝えられ、岡前寺もこの際に類焼したものと考えられています。江戸時代の絵図には岡前寺の建物が描かれていないことから、焼失後は再建されなかったものと考えられています。鰐口は、この兵火を免れて府中八幡宮の宝物として保存されてきたもので、岡前寺が府中八幡宮の神宮寺であったことも物語り、美術史的な価値とともに、その歴史的価値も高く評価されています。

(銘文)

「奉施入鰐口岡前寺千手観世音越後州頸城郡 府中 右所願成就皆令満足故也 文安三年六月しかく(画像)日 施主道円敬白」

関連リンク

 ・府中八幡宮(上越観光Navi 外部リンク)<外部リンク>

このページに関するお問い合わせ先

上越市

〒943-8601 新潟県上越市木田1-1-3電話:025-526-5111Fax:025-526-6111

ページの先頭へ