埼玉県からUターンした平原さんから、Uターンのきっかけや現在の生活の様子などをお聞きしました。
・令和2年12月にご夫婦で埼玉県からUターン。
・個人事業主としてWEB製作を手がける「office base」を経営。シンガーソングライターとしても活動中。
「緊急事態宣言中、東京はまちの様子がすっかり変わってしまい、誰もいないまちの中を歩いた時にすごくショックを受けたんです。」このことをきっかけに、東京にいる理由、東京でなくてはいけない理由は何か、地方でも同じことができるのではないかと考えるようになったそうです。
「将来的に子育ては上越市でしたいという妻の希望もありましたし、お互いの両親もいるのでいずれはUターンをと考えていましたが、これほど早く帰ってくるとは思ってもいませんでした。」とコロナ禍をきっかけにUターンを決めたことを話してくださいました。
office baseでは、WEB製作やWEB事業の展開・WEB集客について個人の方や東京の企業にアドバイスをしているほか、時折ジョイントベンチャーのようなこともやっているので、とにかく忙しく、1日中仕事をしていることもしばしば。「息抜きにラーメンを食べに行ったり、夜には社会人サークルでフットサルをしたり、妻と休みを合わせて過ごしています。」と、忙しい中でも上越の生活を楽しんでおられるようでした。
「アパートに住んでいるので、普段はあまり付き合いがないのですが、大雪の時に他の入居者と協力して駐車場やゴミ捨て場の雪かきをしたことが印象に残っています。」雪国ならではのコミュニケーションを深められたようですが、久しぶりの雪かきで筋肉痛になって大変でしたと苦笑されていました。
実家の一室に防音対策を施すなどして改修し、使いやすい仕事部屋が作れたことで作業がはかどっていること、車で移動するようになり通勤時間が短くなって快適なこと、満員電車に乗る必要がなくなったこと。また、アパートの駐車場代が東京と比べて格安なこともあり、好きな車を買うことができたそうです。
この他には、「好物のイカは上越だと安く、新鮮でおいしいものを食べることができるので嬉しいです。東京では、季節の移り変わりが分かりにくく、暑い・寒いでしか季節を感じませんでしたが、上越では桜や海、紅葉、雪などで四季をちゃんと感じることができます。これも上越の魅力ですね。」と笑顔で話されていました。
新鮮な食材や季節の移ろい。私たちの暮らしの中にある「当たり前」に人を惹きつける力があることを改めて感じたインタビューとなりました。
「新幹線や高速道路があるので、首都圏や隣県へのアクセスは良いと思います。子育て支援もいい感じにそろっていますし、落ち着いた環境で生活したい方には上越市をオススメします。」