横尾義智記念館は横尾家の旧年貢倉庫を改装して利用しています。外観(1枚目)、内観(2枚目)
記念館には横尾義智に関する資料や横尾家で使用されていた民具が展示されています。(3枚目、4枚目)
図面から再現された横尾家のジオラマ(5枚目)
「横尾義智記念館」は、行野出身で日本唯一のろうあ者の村長、横尾義智の功績を後世に伝える記念館です。生家跡の旧年貢倉庫を利用して横尾家の家系図や絵画、ゆかりの品々が展示されています。
横尾義智は明治26年(1893年)、行野村大地主横尾義周とサトの長男として誕生しました。生来、「聞こえない」「話せない」というハンディがありましたが、両親は出来る限りの教育を身につけさせました。
大正4年(1915年)3月、父の死去に伴い家督を相続し、その後昭和9年(1934年)から12年間、小黒村長を務めました。大凶作の折には備蓄米の放出、県庁への陳情により政府米の貸与を受けるなど、任期中は村民の救済に全力を注ぎました。
現在、記念館の企画・運営は行野自治会が行っており、ろうあ者との交流や公民館講座等で展示の解説などを行っています。
生家跡には、国登録有形文化財に登録されている「旧横尾義智家雪室」があります。
行野自治会
上越市「地域の宝」をご覧ください。