大潟かっぱ祭りで米大舟を披露している様子
米大舟の元歌は山形県の酒田節で、北前船の船乗りたちによって伝えられました。
享保の初めの頃、上越地方は度重なる干ばつと長雨により、米の凶作に見舞われました。食糧不足となった大潟の住民は今町(直江津)に訪れていた弁財船(北前船)の船乗り、亀田伊兵衛に助けを求めたところ、伊兵衛は地元酒田から、義米を募り、大量の米を運んできてくれました。
これに感謝した住民は宴の席を設け、そこで伊兵衛が披露した踊りが米大舟の始まりと言われています。
大潟米大舟は平成7年9月25日に大潟町の文化財、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。
(市指定文化財では潟町米大舟、土底浜米大舟それぞれ指定されています。)
また、平成30年に上越市が追加認定を受けた、日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間(北前船寄港地・船主集落)」の構成文化財です。
大潟米大舟保存会
大潟区に伝わる無形文化財米大舟を次世代へ継承することを目的に活動しています。
米大舟は感謝のおどりです。祖先の思いを踊りに乗せて、地域や子どもたちへこれからも伝えていきたいと思います。
「上越市「地域の宝」を認定しました。」をご覧ください。