災害の危険が迫った時には、迷わず避難行動をとることが大切です。しかし、災害時に大勢の人が避難所・避難場所に行くことによって、感染症への感染リスクが高まることが心配されます。
避難とは「難」を「避」けることであり、避難所へ行くことだけが避難ではありません。あらかじめ自宅周辺の災害リスクをハザードマップで確認し、「指定避難所」以外にも、「自宅での避難(2階以上への垂直避難)」、「近くの高台や頑丈な建物への避難」、「親戚・知人宅への避難」、「安全な場所での車中避難(車中泊)」など、分散避難を検討しておきましょう。
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避難の際には、次の4つのポイントを心掛けてください。
避難所での密集を避けるため、親戚・知人宅、職場への避難を検討しましょう。また、ハザードマップを確認し、自宅での避難(2階以上への垂直避難)が可能かどうか確認しましょう。
市の備蓄品には限りがあります。食料や着替えなど非常時の持出品の他、「体温計」や「マスク」、「アルコール消毒液」、「タオル」、「ウエットティッシュ」、「スリッパ」などの衛生用品をできるだけ持って行きましょう。
マスクを着用し、こまめに手を洗うとともに、定期的に消毒や換気を行いましょう。体調が悪い場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
避難先で体調が悪くなったときは、すぐに周囲(避難所の場合は職員)に伝えましょう。
令和5年5月8日付けで、新型コロナウイルス感染症の感染症法上での位置付けが、これまでの「2類相当」の新型インフルエンザ等感染症から「5類感染症」に変更となりますが、当面の間は、「新型コロナウイルス感染症に対応した避難所開設・運営マニュアル」に基づく対応を継続します。
市内125か所の指定避難所では、次の感染症対策を行います。
マスクの着用は個人の判断に委ねることが基本とされていますが、高齢者等重症化リスクが高い方が多く避難する避難所においては、高齢者等重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、マスクの着用を推奨します。
避難者の健康状態の把握や清掃・消毒等の衛生管理、体調不良者専用スペースの確保など、感染症対策を踏まえた避難所の開設・運営について記載しています。
新型コロナウイルス感染症に対応した避難所開設・運営マニュアル
自身がとるべき避難行動や避難場所、避難の際の持ち出し品など、災害から命を守る行動を確認しましょう。