上越市の大切な資産でもあり、また、観光資源としても重要な高田城址公園の桜。
100年後も元気な桜を目指してみんなで守り育てるため、樹木を保護するボランティア団体や公募市民とともに活動しています。
桜の保護、育成作業、桜に関する情報発信、研修会など
高田城址公園ほか
どなたでも参加可能(小学3年生以下は保護者同伴)
無料
申込票に必要事項をご記入のうえ、都市整備課、南出張所・北出張所、各総合事務所にお持ちいただくか、郵送、ファックス、電子メールのいずれかの方法で申し込みください。
メンバー募集チラシ「桜プロジェクトJ」申込票 [PDFファイル/1.68MB]、メンバー募集チラシ「桜プロジェクトJ」申込票 [Wordファイル/3.44MB]
今年度3回目の活動を行いました。当日は天気に恵まれ真夏らしい暑さの中での作業となりました。また、昨年11月の活動に参加していただいた上越高等学校サッカー部のみなさんからも協力していただきました。
初めの作業は、堆肥による土壌改良と除草作業です。土壌改良は前回に引き続き開花宣言木付近を重点的に行いました。
50cm×100cmほどの穴を樹の周りに4箇所掘り、石を除去し、堆肥を混ぜたら埋め戻します。
踏圧により踏み固められていることもあり、また暑い中とあって、根気の要る作業となりました。
土壌改良の後は樹勢診断を行いました。
樹勢診断の対象としているのは、三の丸広場と忠霊塔前の開花宣言木の2本です。
地上部の衰退度判定票の評価項目に沿って、樹形の乱れはないか、枝の伸び具合はどうか、幹や太い枝に傷や空洞はないか、葉の量や色はどうかなど、一つ一つ見るポイントを絞って評価して、点数を付けました。
樹勢診断実施後、メンバーそれぞれで評価した結果について、全員で確認を行ないました。
結果については、前回実施した令和3年よりも樹勢が良くなっているという結果となりました。
樹勢はその年の気候等に大きく左右されるため、今後も注意深く観察を行っていきます。
次回の活動は8月28日(月曜)、オーレンプラザにおいてオンライン講習会を行います。
今年度2回目の活動を行いました。早朝に大雨が降ったものの、日中は時折強い日差しが照り付け、夏さながらの暑さの中での作業となりました。
初めの作業は、堆肥による土壌改良です。
桜の枝先あたりを目安に4方向、スコップで放射状に穴を掘ります。
堆肥と掘削土を混ぜ合わせ、埋め戻します。掘削土に対し、堆肥は20パーセントから30パーセントを混ぜ合わせます。
土壌改良の後は、堆肥の積替えを行いました。
水と発酵促進剤を混ぜ、天地を返して、再び養生します。
続いて、休憩をしながら、公園の日常管理についての話を聞きました。
最後に、桜の名札の取付直しを行い、第2回の活動は終了しました。
今年度最初の活動を行いました。当日は天候に恵まれて、額に汗をにじませながらの作業となりました。
初めの作業はお礼肥えです。桜は、今年も私たちに趣の異なる美しさを見せてくれました。「今年もありがとう。」の気持ちを込めて、花を咲かせるために使ったエネルギーを補うために、栄養を与えます。
枝張りの先端を目安として地面に穴を開けて固形状の肥料を埋めていきます。特に地面の固いところは力が必要です。
参加者一同、感謝の気持ちを込めて肥料の施用を行いました。
お礼肥えの後、木の成長により名札がきつくなっていたり、虫が付いているところがあるため、木の周りを綺麗にしながら、桜の名札の取付直しを行いました。
続いて、今年度最初の活動にあたり、高田城址公園桜長寿命化計画の第二期計画(5か年計画の今年は5年目)について、事務局から概要を説明しました。
高田城址公園桜長寿命化計画第二期計画(概要版) [PDFファイル/1.87MB]をご覧ください。
最後に、コスカシバ防除用交信かく乱剤の取付作業を行いました。
桜の天敵、害虫・コスカシバは雌が出す性フェロモンの匂いに雄がひかれて出会い、繁殖をします。この製品には性フェロモンが封入されており、雄が混乱して雌にたどり着けず、結果的に増殖を防ぐという効果に繋がります。棒状になっている薬剤の一本一本をねじ曲げながら木にかけていきます。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
今年度最後の活動は、高田城址公園の散策、桜守による折れ枝手当ての研修を行いました。
はじめに桜守による折れ枝の手当てです。高所での作業のため「研修」としました。桜守が日ごろの業務で行っている折れ枝の処理、手当てに関する作業の様子について実演を交えながら説明を受けました。
続いて春前の高田城址公園の散策を行いました。
今年初めに植栽された桜の苗をメンバーで観察しました。新たな桜が高田城址公園に加わり、花を咲かせる日が来るのを心待ちにしながら日々の管理、プロジェクトJの活動に力を注いでいきます。
続いて園内で花を咲かせていたウスカンザクラを観察しました。今年は雪解けが早く昨年よりも2週間早い開花となり早くも公園に春が訪れていました。
令和4年度の活動は今回で終了です。満開の桜が日々の活動の労を労ってくれることでしょう。
一年間、お疲れ様でした。
桜の特性や生育環境、保全管理事例について学ぶオンライン講習会を開催しました。
日々プロジェクトJの活動を通して桜の生育補助や保全活動を行ってきましたが初心に帰り、改めて桜についての基礎知識を学びました。
講師のお話を聴いた後、市やプロジェクトJの活動で行っている桜の管理、保全活動について意見やアドバイスをいただきました。
今後の活動に向け、大変有意義な機会となりました。
次回は3月11日土曜日、春前の高田城址公園散策、また研修として桜守から折れ枝の手当てについて訊く予定です。
第6回活動日は爽やかな秋晴れとなり、園内の落ち葉集めや腐葉土作りと、土壌改良用竹筒作りを行いました。今回は、上越高等学校サッカー部のみなさんからも参加いただきました。
まず、参加メンバーにより公園内の桜の落ち葉を集めました。
落ち葉は木枠に集めて、水と発酵促進剤を加え、踏み固めます。形を整え、木枠を外して、マルチをかぶせた落ち葉たちは、ゆっくりと時間をかけて熟成させていきます。今回の活動は参加者も多く、6つもの「山」をつくることができました。
続いて、土壌改良用の竹筒作りを行いました。短時間でたくさんの竹筒ができあがりました。
今年の屋外活動はこれで終了しました。次回は2月に講習会を予定しています。
今回は昨年に続き、見本園にて「冬支度講習会」と称し、樹木医を講師にお招きして冬に備えた木々の剪定、冬囲い等について実演を交えながらご指導をいただきました。
はじめに、身近で、庭に多く植えられているアジサイの冬場の手当について教えていただきました。寒さには強いアジサイですが、上越は雪がたくさん降ります。その重みで枝が折れないよう、花芽を残しながら剪定をし、広がった枝葉をまとめるように束ねます。
続いて、「雪吊り」を実演していただきました。鮮やかな手さばきに皆で感心。次々と作業が進みます。
今年も、高田城址公園見本園に見事な「雪吊り」が完成しました。
最後に、「男結び」のご指導をいただきました。冬囲い時の基本的な縄の結び方ですが、会得には如何ばかりかのコツが要るようです。初めての方も、昨年、習得した方も、一緒に学習しました。
今回も樹木医さんには実演指導だけではなく、冬支度について参加者からの自由な質問にも応じていただく等、冬を前に貴重な学びの機会となりました。
次回は11月12日(土)、落ち葉集め、堆肥づくり、竹筒作り作業を予定しています。
他地域の桜の名所における取組みを参考にし、今後の活動に活かしていくため、五泉市「村松公園」、燕市「大河津分水桜並木」の視察を行いました。
1つ目の視察地である五泉市の村松公園では、村松公園管理事務所、五泉市商工観光課の皆さんから村松公園の桜の現状、取組みなどについて説明を伺いながら、園内の穂咲彼岸八重桜、枝垂れ桜等を見学しました。
由緒ある、希少な穂咲彼岸八重桜。その昔、桜の研究家が発見したのは昭和初期、大正時代とも言われているとのこと。
大きな枝垂れ桜の前で記念撮影
昼食休憩の後、大河津分水へ向かいました。
信濃川大河津資料館で迎えてくださったのは、「NPO法人 分水さくらを守る会」の皆さんです。
はじめに、大河津分水のあゆみについて、また、会の皆さんによる桜保全に係る活動内容などについてお話を伺いました。
高田城址公園にもお越しいただいていました
お話の後、館内を案内していただきました。世紀の大事業、模型からも大きさや迫力が伝わってきます。
今年、通水100周年を迎えた大河津分水。資料館の屋上からはその偉業を称えて植えられた桜の並木を望むことができます。
資料館を後に、桜並木の中を散策しながら、日常管理などについてご説明を伺いました。
間近で見る大河津分水の桜は樹間も広く、日差しを十分に浴びて生き生きとしていました。
無事、視察を終了しました。ご協力頂いた皆さま、大変ありがとうございました。今後の活動に活かして参ります。
次回の活動は10月29日、冬支度講習です。
荒天予報により中止となりました。
今年度2回目の活動を行いました。当日は好天に恵まれ、夏さながらの暑さの中での作業となりました。
初めの作業は、堆肥による土壌改良です。今回は忠霊塔付近を重点的に行いました。
桜の枝先あたりを目安として、スコップで放射状に穴を掘ります。掘り進めると、敷き詰められたような密度で砂利の出てくる箇所があります。これでは、桜の木が根を深く、強く張ることができません。
掘削土から砂利を取り除きます。
その後、掘削土と堆肥を混ぜ合わせます。
掘った箇所に埋め戻して完了です。土壌を柔らかくして、根の伸長を促進することがねらいです。
土壌改良の後は、堆肥の天地返しを行いました。
水と発酵促進剤を混ぜます。
天地を返して、再び養生します。
続いて、コスカシバ防除用交信かく乱剤の取付けです。
桜の天敵、害虫・コスカシバは雌が出す性フェロモンと言う物質の匂いに雄がひかれて出会い、交尾・産卵します。この製品には性フェロモンが封入されており、棒状になっている一本一本を捻じ曲げながら枝にかけていくことで効力を発揮し、雄が混乱して雌に辿り着けず、結果的に増殖を防ぐという効果につながります。高田城址公園では、一昨年から取付けを始めました。
コスカシバによる被害が少しでも減っていくことを期待したいと思います。
今年度最初の活動を行いました。天候に恵まれ、ほんのりと心地よい汗をかきながらの作業となりました。
初めの作業は、お礼肥えです。平年並みでも厳しい冬を越えて迎えた今年の春もまた、桜は綺麗に咲いてくれました。
咲き終えて疲れている桜が、これから来年の開花に向けて力を蓄えていきます。
特に地面の固いところはより力が必要ですが、皆さんが手際よく作業をすすめていきます。
「今年も綺麗な桜をありがとう。」参加者一同、感謝の気持ちを込めて肥料の施用を行いました。
お礼肥え作業の後、今年度最初の活動にあたり、高田城址公園桜長寿命化計画の第二期計画(5か年計画の今年は4年目)について、事務局からその概要を説明しました。
高田城址公園桜長寿命化計画第二期計画(概要版)についてはこちらをご覧ください。
続いて、桜の名札作りを行いました。桜見本園に設置したもので、劣化したり見えにくくなったりした名札を更新します。
しばし集中。それぞれに技術と思いがこもった、味わい深い作品が並びました。
取付けも全員で協力して行いました。
その後、昨年取り付けたコスカシバ防除用交信かく乱を取り外す作業を行い、第1回の活動を終了しました。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
次回は土壌改良、コスカシバ防除用交信かく乱剤取付けを予定しています。
桜プロジェクトJの活動による効果の目安のひとつとして、高田城址公園内の桜について、花芽一つあたりにいくつの花が咲いているのかを調べてみました。「花数調査」の実施は3年ぶりになります。
翌4月7日に開花宣言となりましたが、当日は寒の戻りで桜も花冷えの模様。
しかし寒さもどこへやら、開花を心待ちにしていた多くのメンバーが参加し、3年前と同じ3本の桜を調査しました。
調査に先立ち、樹木医から桜の枝の伸長や花の特徴などを教わりながら、花数調査について説明を受けました。
桜は一つの花芽に複数の花を咲かせます。
ソメイヨシノは、一般的には6個以上で「旺盛」、4、5個で「健康」、3個以下は「衰弱気味」と言われています。
順番に、3本のソメイヨシノの花数を調べました。
枝を引っ張り過ぎたりすると、折ってしまう危険性があります。今回の調査は、樹木医監修のもと実施しています。
公園の桜を間近に観察したり、数を数えてみたい方は、是非桜プロジェクトJにご参加ください。
3本の桜を全員でランダムに調査した結果、平均の花数は3.4~3.8個。3年前、初めて行った花数調査では2.9~3.3個でした。
高田城址公園の桜の木が「元気になっている」ことがはっきりと分かりました。
今後、もっともっと元気に花がたくさん咲くよう、本プロジェクトの活動に力を入れていこうと一同、決意を新たにしました。
今年度第1回の活動は5月28日土曜日、「お礼肥え、堆肥積替え、名札作り、桜長寿命化の説明」を予定しています。
発行年度 | 通算発行回数 | 発行年月 | 桜プロジェクトJ通信 |
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令和4年度 | 第22回 | 令和4年9月 | 通信第22号 [PDFファイル/4.56MB] |
令和3年度 | 第21号 | 令和3年12月 | 通信第21号 [PDFファイル/844KB] |
第20号 | 令和3年9月 | 通信第20号 [PDFファイル/718KB] | |
第19号 | 令和3年6月 | 通信第19号 [PDFファイル/924KB] | |
令和2年度 | 第18号 | 令和2年12月 | 通信第18号 [PDFファイル/1.26MB] |
第17号 | 令和2年9月 | 通信第17号 [PDFファイル/1021KB] | |
第16号 | 令和2年6月 | 通信第16号 [PDFファイル/576KB] | |
令和元年度 | 第15号 | 令和1年11月 | 通信第15号 [PDFファイル/1.08MB] |
桜プロジェクトJ 事務局(上越市都市整備課公園管理係)
〒943-8601
新潟県上越市木田1丁目1番3号
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ファックス:025-526-6112
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