菅原古墳群は、6世紀頃に築かれた前方後円墳1基と円墳群から構成されています。開墾・開発などで破壊されたものが多く、現存するのは28基のみで、前方後円墳は新潟県の文化財に指定されています。(新潟県指定文化財 菅原古墳)
1号墳は現在残るものの中で最大の円墳で、墳丘部には杉が植林され、封土はほとんど失われて天井石と見られる石が一部露出していますが、保存状態は良好となっています。附の石室は、平成11年に発掘調査を行った第16号墳の横穴式石室を現在地に移築、復元したものです。発掘調査では、石室内から須恵器平瓶、直刀、鉄鏃、ガラス玉、臼玉などの副葬品が確認されています。
平成6年11月21日(平成16年12月24日に附を追加指定)に旧清里村の文化財に、平成19年6月1日に上越市文化財に指定されています。