わら靴式スキー(1枚目)、オーストリア式スキー(2枚目)、オーストリア式バッケン(月岡鉄工所製)(3枚目)
スキーはな曲げ機(三間製作所)(4枚目)、越信スキー倶楽部会員章(5枚目)
レルヒのアルバム(Ski und Winterbilder 1911-1912)(6、7枚目)
(市指定、歴史資料)
日本スキー関係資料は、上越市が所蔵する約4,000点に及ぶスキー資料のうち、明治44年(1911年)、当時のオーストリア・ハンガリー帝国の軍人テオドール・エドラ―・フォン・レルヒ少佐による日本で初めての本格的な指導以来、陸軍第13師団の高田偕行社に収蔵されたスキー資料をはじめ、日本スキー黎明期におけるスキー用具やスキー制作の道具、スキーの文献や文書など、297点からなる資料群です。内訳は、スキー板38点、スキー用具25点、文書・文献125点、スキー製作の道具17点、写真69点、洋書18点、その他(バッジなど)5点となっています。
本資料群は、日本スキー黎明期におけるスキー資料として日本で唯一の貴重なコレクションとなっており、上越市が「日本スキー発祥の地」であることを証明するとともに、日本スキー史や産業史など日本近代史を理解する上で学術的価値が極めて高いと評価されています。