上越市に移住された藤原さんから、移住のきっかけや現在の生活の様子をお聞きしました。
プロフィール
- 藤原さん 令和5年8月に埼玉県から家族でUターン
- 埼玉県出身の夫と8歳の長女、4歳の長男と暮らしています。

移住のきっかけ
移住前は仕事と子育てに追われ、心の余裕や豊かさがなくなっていたと話す藤原さん。「子どもが熱をだした時は預け先が無く、有料の病児保育サービスを利用していたが高額で負担になっていた。また、子どもとの時間があまりなくこのままでよいのか。」と悩んでいたとのことです。
コロナ禍をきっかけにこれまでの生活を振り返った時、都会でこのまま暮らし続けるのもいいが、上越の両親の近くに住んでのんびり暮らすのもいいのではないかと考えるようになったそうです。藤原さんの夫も「人口が多い地域なので公園で遊ぶ時は人であふれかえっていたり、学校の教室も足りずぎゅうぎゅうになっていた。」と話されていました。
移住後の生活
- 藤原さんは移住するまで、「一人で子育てをしているという孤独感があったが、自分の親や学校、地域などみんなから見てもらえていて、みんなで子育てをしていると感じるようになった。仕事は以前と変わらず忙しいが、心に余裕ができるようになった。」と話され、子育ての悩みがある程度解消された様子でした。
- 藤原さんの夫は、「移住する前は、満員電車で片道1時間かけて通勤していたが、今は車で片道20~30分になったので、通勤はすごく楽になったし、家に帰る時間が早くなった。子どもについても、子どもが楽しくのびのび生活しているように感じている。以前はマンモス校だったので休み時間に走り回ることは難しかったが、今は一学年の人数が少ないので休み時間に走りまわることができ、以前より外で遊ぶようになったと思う。」と通勤時間の変化や子どもの変化について嬉しそうに話してくれました。


休日の過ごし方
「市町村に水族館や科学館があるところは多くないので、子どもたちとよく遊びに行っている。水族館は年間パスポートを購入し、定期的に訪れている。上越市にはキッザニアなどのアミューズメント施設はないが、自然の中で遊ぶことができ、季節によって家の近くで花火をしたり、川遊びやスキーに行ったりしている。まだ趣味のアウトドアはあまりできていないので、今後アウトドアや、庭でBBQを楽しみたい。」とお子さんと一緒に休日を満喫している様子でした。

移住して感じること
- 「スーパーが多いので買い物をする上で不便がない。また、意外と22時や24時まで開店しているところもある。おしゃれなお店は少ないが、今の時代ネットがあるのでネットで購入できるし、どうしても実物をみたければ、遊びや用事のついでに東京に行けばいい。ネットがあるのでそれほど困らない」とお二人で話されていました。
- 藤原さんの夫は、「東京に通勤していた時は、雪が降ると電車が止まり、会社が休みになることがあったが、上越に来てからは、吹雪でも普通に通勤していることにカルチャーショックを受けた。」と話してくれたほか、「ビルがないので夕日や虹がよく見えるようになった。」、「雪国だから涼しいと思っていたが、意外と暑かった。」、「関東の冬は晴れて、空気が乾燥し、風が強かったが、上越は真逆で曇りや雪の日が多く、湿度も高いと感じた。」などいろいろな変化や上越で長く暮らしていると当たり前になって気付かないことを話してくれました。

移住を考えている人へメッセージ
「上越市は、田舎だけど日常生活や日常の買い物に不便するほどではなく、程よくバランスが取れている。おしゃれな店、何か特化した店などは少ないが、それ以外はチェーン店などを含め大体は揃っている。都会にあるものが全部ないわけではない。」と話されていたほか、「季節ごとに街の表情が違うので、冬と夏の様子を事前に見てほしい。雪は降るけれども、異常降雪でなければ除雪体制・設備が整っているので外出に不便はないし、雪がずっと残り続けるわけではないので過剰に心配しなくてよいと思う。」とも話されており、上越市に移住して良い変化が多かった様子が伺えたインタビューでした。

