日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」が問題となっています。
農林水産省の調査では、令和3年度の1年間で約523万トンの「食品ロス」が発生し、このうち、食品関連事業者からは約279万トン(4万トン増加)、一般家庭からは約244万トン(3万トン減少)発生していると推計されています。
新潟県では、平成30年度推計で年間約9万トンの食品ロスが発生し、このうち事業系食品ロス量が4.2万トン、家庭系食品ロス量が4.8万トンと推計されており、県民1人当たり、毎日卵1個分の食品を捨てている計算になります。
大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮から、「食品ロス」を減らすことが必要です。
(注)数値は前年度との比較
「食品ロス」が多く発生する場面として、宴会の場があげられます。
平成27年度の農林水産省の調査では、外食における食べ残しの割合が一番多いのは宴会の場となっています。
上越市では、宴会時の食品ロス削減に向け、新しい生活様式の中での「食の宝庫 上越 おいしく残さず食べきろう 20・10運動」を呼びかけています。
注)「新しい生活様式」について
厚生労働省が示す新型コロナウイルスを想定とした生活における実践例
(食事の場面)
宴会の参加メンバーに合わせ、適量を注文しましょう。
乾杯の後の20分は、自席でおいしい上越の料理を味わいましょう。
全員で親睦を深めますが、料理のことも忘れずに。
席に戻り、もう一度料理を楽しみ、食べきりを心がけましょう。
一人ひとりの心がけで、食品ロスを減らすことができます。幹事の皆さんを中心に食品ロス削減にご協力ください。
「20・10運動」啓発リーフレットダウンロード [PDFファイル/729KB]
(注)事業所や飲食店等で「20・10運動」啓発リーフレット及びポスターが必要な場合は、下記担当までお申し出ください。